症状別一覧

起立性調節障害

  • 朝、起きる事が出来ない
  • 日常的に頭痛がある 頭が重い
  • 身体が怠い、疲れやすい
  • 少し動くと心臓がドキドキする
  • 食欲がない
  • 立ちくらみ、めまいがある
めまい・良性発作性頭位めまい症 イメージ画像

起立性調整障害(OD)は、半世紀以上前から小児科では知られていましたが、検査法が確立されていなかったので、怠け病、不登校の症状としか思われませんでした。
ようやく2000年代に入り検査法が確立され正確に診断できるようになりました。
 ODは自律神経が正常に働かなくなることによって発症しますが、自律神経の治療が上手くスムーズに進まず重症化してしまうケースも多々あります。

めまいの種類

  1. 立ちくらみ、めまいを起こしやすい。
  2. 立っていると、気持ちが悪くなる、倒れる事もある。
  3. 朝起きられず、午前中調子が悪い。
  4. 身体の怠さ、疲れやすい。
  5. 入浴時気持ちが悪くなる。
  6. 顔色が青白い。
  7. 食欲不振。
  8. 腹痛。
  9. 頭痛
  10. 少し動くと動悸、息切れがする。

以上のような症状3つ以上当てはまるか、2つであっても程度が強い場合はODの疑いが強くなります。

起立性調節障害の中等症・重症

自律神経が正常に働かなくなる時期が長期化すると徐々に脳への血流が不足し以上のような症状が現れます。その結果、勉強をすることが苦痛となり学力が低下してしまいます。

  1. “記憶力、思考力、集中力の低下”
  2. “長く座っていると、辛くなったり、頭痛がひどくなる。
  3. “イライラしやすくなる、気分が落ち込みやすく、気力が低下してゆく”
  4. “朝、必死に起こそうとしても、覚えていない。無理に起こそうとすると暴れる事もある。

重症のODの子供は身体が思うように動けないため容易に治療が進まず、医療機関で治療を受けていても病歴が10年近く続く場合もあります。心理的ダメージが重なり、結果社会復帰が困難になり、ひきこもりになることもあります。

起立性調節障害(OD)は自律神経機能の低下が原因です

自律神経は心臓、脳、全身の血液配給。水分、栄養の吸収。体温の維持。睡眠。などをコントロールしています。自律神経機能が低下し続けるとこれらの生命活動を維持する機能をコントロールすることが出来なくなり、様々なODの症状が現れてくるのです。

交感神経・副交感神経説明用イメージ図

起立性調節障害(OD)悪化の機序

1身体的機序

  1. 元来の自律神経機能異常が著しい
  2. 生活リズムの乱れ、運動不足、食生活の乱れによる自律神経の機能低下
  3. 嫌悪刺激による自律神経を介した条件反射形成

2心理社会的機序

  1. OD発症以前から存在する未解決な心理社会的問題
  2. ODに対する理解不足からくる家族関係の悪化
  3. 学校関係者のODの理解不足から生じる信頼関係の悪化
  4. 生活機能低下・学業低下から生じる自尊感情の低下
  5. 長期化する引きこもりによる社会復帰の遅れ
  6. 精神疾患の併病

起立性調節障害(OD)の根本原因は幼少期の頚椎・仙骨の歪みです

1. 頚椎1番2番の歪み

自律神経は脳幹によって支配されています。 脳幹の1部であり脳幹から下がってきている延髄は頚椎1番2番が守っています。 頚椎の1番2番に歪みが生じると延髄に刺激が入り脳幹機能が低下し 自律神経の機能は低下してしまうのです。

頚椎イメージ図

2. 仙骨の歪み

仙骨は上半身と下半身をつなぐ人間の骨格の支えであり、上半身の加重が1番掛かる所です。 仙骨からは自律神経の中の副交感神経が出ています。 仙骨が歪む事により仙骨からでている自律神経(副交感神経)に刺激が入り、自律神経の機能は低下してしまいます。

仙骨イメージ図

頚椎1.2番 仙骨の歪みは出産時、幼少期の外傷が大半です。

1. 頚椎1番2番の歪み

自律神経は脳幹によって支配されています。 脳幹の1部であり脳幹から下がってきている延髄は頚椎1番2番が守っています。 頚椎の1番2番に歪みが生じると延髄に刺激が入り脳幹機能が低下し 自律神経の機能は低下してしまうのです。

2. 仙骨の歪み

仙骨の歪みは1~2歳までの尻もち、転倒などによるものです。これらの外傷は子供の知覚が発達していない為、自分から痛みを訴えません。そのまま歪みを放置したまま成長していく子供がほとんどです。その結果、中学生くらいになると検診で側弯症が見つかったり、自律神経障害であるODを発症したりします。アトピー、喘息などのアレルギーなども2歳までの外傷による頚椎、仙骨の歪みであると考えられています。

イメージ図

鎌倉・坂の下治療院の施術方法は
“骨格・神経・筋肉”にアプローチ

後頭骨、頚椎1・2番 仙骨には自律神経が集中しているところです。
この3箇所に歪みが生じると自律神経の機能は著しく低下します。
ハイテクノロジー治療機器、手技を使用し最小限の刺激による安心、安全な施術をおこないます。
ボキボキ鳴らすような危険な施術は行いませんのでご安心下さい
“骨格”“筋肉”“神経”にアプローチし脳から正しい指令を最大限に引き出し
本来あるべき正しい姿勢、骨格にもどしてゆきます
「自然治癒力」を高め自らの力で症状を改善させてゆく施術となります

ビフォー検査

施術の流れ01

頚椎の矯正

施術の流れ02

後頭骨の矯正

施術の流れ03

仙骨、関節の矯正

施術の流れ04

アフター検査

施術の流れ05

起立性調節障害(OD)の非薬物療法

施術と合わせて以下の療法を続けてゆきましょう。最初は大変かもしれませんが、毎日つづけるようにしましょう!

1. 立ち上がる時は必ず頭を下げてゆっくり立ち上がるようにする。
急な血圧低下を軽減させます
2. 水分摂取
水分は毎日1・5ℓ~2ℓをこまめに摂りましょう。
ODになる子は統計で水分摂取が少ないデータが発表されています。
あまり喉が渇かないようです。頑張ってこまめに水分摂取をしましょう。
血圧が維持されやすくなります。
3. 運動療法
毎日のウォーキングが効果的です。10~15分から少しずつ増やして30分間の朝夕2回実行することを目標とします。
歩くことでふくらはぎの筋肉に刺激、収縮が入ります。これによりふくらはぎからポンプ作用で全身に血液が送られます。
血液の流れが良くなることで自律神経の働きが安定してゆきます。
4. 睡眠リズムを整えるために就寝時刻を守る
小学校高学年では午後9時までに、中学1~2年生では10~11時までに中学校3年生以降は少なくても0時までには就寝するようにします。
睡眠リズムが狂うと脳内物質であるメラトニンの分泌が減少します。
メラトニンは身体を休めて、疲労を回復させる働きがあります。
5. 着圧タイツ・ソックスを外出時に装着する。
ODでは座位、起立時に下半身に血液配給が過剰になり脳の血流が低下します。
外出時、歩行時のみ装着してください。ふくらはぎを適度に圧迫することで下ってくる血液を脳に戻しやすくなります。

起立性調整障害は早期改善が大切です

ODは早期に改善させ重症化を避けることが大切な事と考えております。
またODは施術することで一度改善した後、また何かのきっかけで再発するケースもあります。
その時に慌てずに対処出来る方法もありますのでご説明させて頂きます。
ODは適切な施術、生活習慣の改善で十分改善可能な疾患です。
「鎌倉・坂ノ下整体院」でお手伝いさせていただければ幸いです。